[メモ]マーケティングにおける生存分析
先日、R言語で生存時間分析をやってみたが、この方法論は、マーケティングにも応用されている。
例えば、以下のような事を分析が出来る。
- 顧客はいつ去ってしまいそうか
- 顧客は次回、別の顧客セグメントに移りそうか
- 顧客在籍期間を長くするor短くする要因
- 顧客在籍期間に対するさまざまな要因の定量的効果
これらを活用して、例えば、CRMの指標の一つであるLTV(Life Time Value:顧客生涯価値)の測定などが出来る。
LTVの測定
LTVとは、顧客の初回購買から最後の購買に至までに得られる利益のことで、簡単に書くと、以下のような式になる
LTV = 生涯のマージンの期待値 - 生涯の維持費の期待値
マージンをMとした時に、ある期間tの期待マージンは、その期間に生存している(離脱していない)事が条件なので、以下のように書ける。
期間tの期待マージン = M × (生存率) + 0 × (1-生存率) = M × (生存率)
この生存率を推定するのに、生存分析が用いられている